[浅草のれん文庫]
浅草のれん会
弐の巻 金龍の舞タイトル
金龍の舞言わずと知れた“金龍山 浅草寺”の浅草寺舞の一つ。
戦争により消失した浅草寺本堂、昭和26年の起工より7年後の昭和33年についに落慶しました。
その落慶を祝して金龍の舞は創始されました。
そのいわれは推古天皇の御代、浅草寺の本尊である一寸八分の黄金の観音像が隅田川より掬い上げられた折り、突如として龍が天から舞い降りて観音像を守護し奉ったと伝えられる浅草寺縁起に因むものです。

金龍の舞の指導は、久保田万太郎・吉川義雄両氏に指導を、作歌作曲を町田嘉章氏、作舞を藤間友章氏、鳴物指導を望月長一郎氏にと浅草の蒼々たるメンバーにより完成に至ったのです。
また、これらに要する費用は日本橋白木屋の協力によるところが大でした。
舞は、3月18日の浅草寺示現会の日と、10月18日の菊供養の日と年2回の奉演です。
奉演では無いが11月に行われている“江戸時代まつり”でもその金龍の姿を見ることは出来ます。

●金龍データ
長さ:15メートル/重さ:80キロ/現在の執行委員数:85名(舞方約30名)
金龍の舞

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